日暮里のKEEPネイルサロン~ジェル~
こんにちは 日暮里のKEEPネイルサロンオーナーの絵理子です。 今回は、ジェルの種類について お話しようと思います。
まずはジェルに関して稀に乾かすという
認識の方がいらっしゃいますが
ジェルは乾くではなく、固めるということを
まずは知って頂きたいと思います。
ジェルネイルとは、合成樹脂(ジェル)を紫外線(UV)や可視光線(ネイルではLED)を照射して化学反応を起こして固めることです。
ですから、ライトに手を入れた際に熱くなるのは
化学反応が起こっているからなんです。
更に熱さが異なって感じるのは
メーカーにもよりますが、大体が塗布の量によって
化学反応の熱量の大きさによるものだと思います。
ジェルを塗布する量は正確には量れません。
人によって多少違いは生じますし、コーティングの際には
ジェルネイルのもちを良くする為に
ベースジェルよりは多く塗布していきます。
このように、塗布する量が多ければその分
たくさんの化学反応が起こっているのでより熱く
感じると思います。
ここまではジェルの構造について少しお話させて頂きましたが
ここからはジェルの種類についてお話させて頂きます。
ジェルには3種類ありソークオフジェル・セミハードジェル・ハードジェルに分類され硬さとオフの仕方に違いがあります。
ソークオフジェルは分子の結合面が少ない(分子同士のくっつきが弱い)為、柔軟性があり溶剤で落とす事ができます。
また、ナチュラルネイル(自爪)にフィットしやすいので塗布しても爪に違和感がありません。
ハードジェルは分子の結合面が多い為美しい光沢が持続し更に硬さがあるので、長さ出しや高さ丸み等爪の成形が可能です。しかし、溶剤で落とせないので削って落とす事になります。
セミハードジェルはソークオフジェルとハードジェルの間で、ソークオフジェルよりは硬さがありハードジェルより柔軟性があります。溶剤で落とす事は出来ますが浸透しにくい為オフに多少時間がかかります。その為セミハードジェルは最後のコーティングに使用するする事がほとんどです。
このようにジェルには様々な特性がありますが
その特性の中の一つに未硬化ジェルというものがあります。
先程ジェルは化学反応によって固まるとお話させて頂きましたが
空気中の酸素に触れている部分のジェルは
化学反応が進まなくなってしまい未硬化として残ってしまいます。
施術中につい触れてしまい
ベタベタした経験がある方がいらっしゃると思いますが
それが未硬化ジェルです。
ネイリストが最後コットン等で拭いているのは
その未硬化ジェルを拭き取っているんです。
上記のようにジェルには未硬化ジェルがありますが
近年ミラーネイルの際に使用したりと
未硬化が出ないようにされた
ノンワイプトップジェルというものが
ネイルサロンでも多く使用されるようになりました。
ノンワイプトップジェルは
酸素に触れて化学反応が進まなくなる前に硬化させたり
酸素に反応しづらい成分を配合したりして
未硬化が出ないようになっているジェルですが
早く硬化する為
化学反応による熱量が大きくなり
硬化する際の熱が高くなってしまうので
塗布の量を気を付けなければなりません。
便利なものは研究開発によって沢山出てきますが
出てきた分しっかりと理解した上で
使用していかなければいけないなぁと
ネイリストデビューした時に思いました。
施術に入れるようになっても意外と知らない事って多いので。
まだまだ勉強不足なところはありますが
お客様によりよいネイルライフを提供できるように
これからも頑張ります!
パラジェル導入 KEEPネイルサロン
東京都台東区根岸2-21-13ジョイフル根岸308
日暮里駅北口より徒歩7分